前進するためには行動することが大事だけど「マインドセット」を怠ってはいけない、その理由
人生、生きていれば課題だらけ。生活の大半を占める仕事においては「100%課題解決」なわけで、みんな改善するために日々行動しています。
「課題を解決する」というのは、「現状を変えること」と言えます。そして、現状を変えるには考えてばかりいないで「とにかく行動!」することが大事だと言われます。これは本当にその通りでとても重要です。
ただし「やみくもに行動すれば良いというわけではない」ということも念頭に置いておきたいものです。
行動する前の「マインドセット」を怠ってはいけない
「まずは行動する。そして行動しながら細かいことを詰めていく」という考え方には賛同します。行動しないとわからないことがあるので「とにかくやってみよう!」ということも理解しています。ただし、ある程度は、最低限の心を整えておく必要があることも否めません。「心構え」や「手がかり」がないままに勢いで行動するというのは、あまりにも非合理だし、無謀です。
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改善点を特定する方法は、次の2種類に大別できます。
①手当り次第に試してみて、改善点に辿り着くのを待つ
②何かを手がかりに改善点を手繰り寄せる
前者は現実的ではありません。時間と労力とお金を相当投入することになるでしょう。
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そもそもの「前提」なき行動は、その場しのぎでしかなく、単なる消費行動となってしまいます。「行動していれば勝手に情報や人がついてきてサポートや助けが受けられる。」という安直な考えは、自分の人生を主体的に生きているとはいえません。それは、自分の意志ではなく、誰かの「意志」に依存しているといえます。
それが本望であれば良いのですが、多くの場合、それで不満や愚痴が出てきてしまうのです。
これはよろしくない。
上手くいった時はいいけれど、上手くいかなかった時に、他人や環境のせいにしないためには、行動する前に、常に考えるべきことがあるのです。
何のために、誰のために、その行動をしているのか?
「自分がやっていることは果たして意味があるのか?」と一抹の不安がよぎった時、それが「意味有る努力なのか、はたまた無駄な努力なのか?」を見分ける有効な質問があります。
以下は、ファンクショナル・アプローチを提唱されている横田尚哉さんの言葉です。
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「誰のため?何のため?」
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この問いは、仕事においてはもちろん、プライベートでも人生の大きな判断や決断において、その選択に迷ったときに、客観的に問うてみることをおすすめします。
「こんなに行動しているのに、なぜ、上手くいかないのだろう?」と、悩みが出てきたときにこそ、冷静に現状を分析する必要があります。そのような時には、往々にして行動の目的が本来の目的とズレているのです。
「誰のため?何のため?」にそれを行なうのか?この二つの問いをたてるだけで、自ずと答えが見えてきます。ぜひ、行動しているのに結果が出ないとお悩みの方は、実践してみてください。
大前提を見失った行動は時間のムダなのです。
最後に以下の言葉を紹介します。
これは起業家に接する投資家に向けた言葉ですが、自己実現を望む全ての人にも同じことが言えると思います。「起業家の」の部分を「自分の」に置き換えて読んでみてください。
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「起業家の時間を大切にしましょう。そしてもし見込みがなければ素直にNOと言いましょう」
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気が引き締まりますね。
まとめ
思考が行動につながっていることを考えると、行動の前に「心」を整えることは大事である。
■参考書籍のご紹介
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